風切屋の 日記


2017年2月24日 報告

 子どもが生まれました。母子ともに健康。
 いたって平凡な、でも読み間違えられる心配のない名前を付けました。

 正直、あんまり子どもが好きではないので、自分への不安はありました。
 「自分の子どもをかわいいと思えなかったら、子どもの人生に良くない影響を与えるだろうなあ」と。

 結論を申しますと、杞憂でした。かわいい。柴犬の子犬と同じくらいに。
 毎日、オムツ交換もしておりますよ。吸水ポリマーは偉大さを毎日実感しております。

 39歳まで結婚も子を持つことも投げていたのですが、人生とはわからないものです。

 今後は私のスキルを子どもに対して活用する事になるとは思いますが・・・とは言え、子持ちになったと言っても趣味がいきなり変わるわけでなし。

 帝国海軍の九二式(留式)の試作なんかも同時並行で行っていたり。(段ボール製ですが。)



 今後とも風切屋(親子)をよろしくお願いいたします。以上、出生報告でした。





2016年10月 4日 

いわて国体・センターファイアピストル競技を見に行く。


せっかく、地元で開催されているので、見物してきました。(観戦ってよりも的確かも知れない。)
競技そのものを見られる機会も東北じゃ珍しいのですが・・・
それ以上に興味があったのは警察学校内の射撃場そのものだったり。
そうそう入ることのできるる場所じゃありませんしね!

意外に明るい!アメリカ映画のような湿っぽかったり、薄暗さは皆無。なんと言うか、アリーナですな・・・。
射距離は25m。まあ拳銃用ならこんなものか。
号令はけっこう英語使ってますね。
「アンロード」とかIPSCとか思い出してしまいましたよ。

小学生の団体が見学してました。おそらく学校ごとに競技見学の割り当てがあるんでしょうが・・・
射撃競技見学して楽しいのか、と。なんか質問もあまり出てないし。
もっとスポーツスポーツした競技を見たかったろうになあ。気の毒。


施設内の銃器使用規則とか書いてあってそれも楽しい。
自動拳銃はスライドオープンが義務づけられていたり。ベレッタM1934とか十四年式とかだと大変ですね。

驚いたのが公安委員会の施設許可の表示。。
38口径(9.65mm)まで」

え、9.65mmって何?38口径って9mmじゃないの・・・?
0.38インチなのは薬莢の径でしょ?
国体のパンフレットを見るとセンターファイアピストル競技の規定にもこう書いてあります。
「30口径(7.62mm)から38口径(9.65mm)の銃を〜」

どうもわれらガンマニアとは認識が違うらしい。
あれこれ調べた見たのですが、日ラの認識が「38口径=9.65mm」のようですな。ううむ・・・。
そして45口径は訓練でも使えないんですね・・・。
田舎なのでまだM1917使ってるんじゃないかと思ってたんですけどね。

センターファイアピストル競技そのものは・・・まあ、射撃ですね。
競技の合間に選手が頭を抱えて精神集中していたりとか。
APSやっていても似た様なものだったので非常に感情移入できます。
私が見てきた日は「速射」の日だったのですが、『3秒以内で標的に1発撃つ』もの。
あー、プレート競技の元ネタってこれだったのか!とガッテンガッテン。
ストップウォッチで計りながら観察すると、だいたい2秒くらいで撃ってますな。
射撃間隔はあまり早いものではないので、別に自動拳銃でなくてもいい感じでしたが私が見ていた射群は全員、自動拳銃を使用していました。
リボルバーでもいいじゃん、薬莢取りの網いらないし・・・とは思いました。

となりの体育館内でビームピストルの試射コーナーがあったので撃たせてもらいました。
ビームピストルとは銘打ってましたが、デジタルピストルでした。ラッキー。
APS-3に比べて、軽い。サイトは見やすい。トリガーの幅が結構広い。私にとっては引きにくい・・・。
トリガーの感触、撃発時のショックはAPS-3そっくり。
マルゼン、あの価格で頑張ってます。値段は10倍は違うでしょうに。

何も考えず、適当にスタンスとってワンハンドで初弾を撃ち終わる。
「・・・やってた方ですか?」
係のお姉さんに不審げに訊かれてしまいました。
あ、みんなイスに座ってレストに乗せて撃ってる・・・。
いや、初めてです、と答えました。デジタルピストルは初めてなのでウソではないです。
エアーソフトガンしか撃ったことありませんから!

3発撃たせてもらい、全部やや9時方向9点。ここ7年サボっていたわりにはまずまずですな。



2016年08月20日
ず〜っとWebサイトを放置してましたが、この間、人生的にいろいろありまして。
実は既婚者になってました。

 以上、結婚報告。(ヲイ!)


 こうしてブログを書いている横で、妻がごろごろ寝てたりします。
 正直、自分の人生で銃撃戦をやることはあっても結婚するとは思いませんでしたね。
 想定外でした。もちろん、いい意味で。

 「結婚すると趣味生活が制限される」とは独身時代に散々聞きましたが、まあ、それは正しかったと思います。
 さすがに毎年のように長物エアーガンを購入したり、毎月20冊もマンガを買ったりするのは憚られます。
 部屋で試射すれば妻をケガさせかねないし。いやでも自粛します。
 生活空間を共有してますしね・・・制限される、というより互いに譲歩し、より大きな自由を作る必要があるというか。
 子どもが出来たら、この傾向はさらに増大するのでしょう。ただしそれが不幸だとは思いませんよ。
 別な次元での幸せも得ますからね。

 そんなわけで私の最新購入長物は今をもってもKar98kAirです。(ハンドガンはちょこちょこ買ってますが・・・。)
 
 APSカップも仕事の多忙化で練習が全くできず。というか、APS-1グランドマスター、入手できないじゃん!
 APS-3だけ細々と再生産しているようでは新規参入者を大幅に増やす事は出来ないでしょう・・・JASG、やる気あるのか?
 おかげでプレート練習器も製造をストップしています。
 いまでは何人か製造販売している方もいますしね。引き際でしょう。(と言いつつ、おそらく販売数は私が最多だと思ってます。)

 そのかわり、居住地の近くにかのエアーガンメーカー、K.T.W.があることを知り何度かお邪魔させていただく機会に恵まれました。
 ええ、先週も直接、パーツを購入にうかがっています。これはけっこう凄いことです。
 かのGun誌レポーターだった和智さんと直に挨拶したりしているし。(もともとファンだったし。)
 試作品のダブルバレルショットガンも見ましたし、製造工場の旋盤もフライス盤も目の当たりにしているし。
 工具や在庫の管理方法も生で見ているし。(って生産工学をかじった人しか楽しめないか・・・)

 エアーガンから足を洗うどころか、よりディープな世界に足を踏み入れてしまったかの様な3年間でした。
 アキュコン主催の若花ださんやガンジニアの石岡さんなどなど、知り合いも増えましたしね。
 ネットで低迷していた分、リアル世界で成果を得ていましたよ。(え、これがリア充?)

 あと、趣味関係で言えばトップにも貼りましたが、レザークラフト。これをここ5年くらいやってます。
 そろそろホルスターでも縫いたいところです・・・。いろいろ応用の利くスキルです。
 しかも模型用の工具がだいぶ転用できるのでモデラーにはオススメのホビーですよ。

←最新作・ペン立て。これは4つ目。本革ですが材料費は500円程度です。

 なお、実家の愛犬も10歳を超えましてたが、いたって元気です。





2013年07月8日
タナカの新モーゼルKar98k、買いました。

 ・・・って、書いてもなかなかわかりにくいかも。同社は『Kar98k』いろいろ出してますからね。
 
 今回私が入手したのは、エアコッキング式としては2代目のKar98kAirです。
 
 先月号の専門誌でも地味にインプレされていましたが、発売直後からユーザーからの評価はかなり高かったのが印象的でした。
 「とにかく弾がまとまる」と。

 もっとも、現在、売れ線の機種かというとそうでもありません。そして価格帯も高い。
 私もずいぶん検索掛けましたが、それほど多くのインプレッションは目にできませんでした。
 Gunプロの記事はそのなかではかなり貴重な物でした。
 
 実は高校〜大学にかけて、同社の初代Kar98kエアコキを欲しいていたのですね。
 反主流派の押し込みコックとか非力とかその辺は承知の上で。
 SS9全盛の時代でも命中精度に関しては評価が高かった製品でしたから。しかしそれもかなわず。貧乏学生には高嶺の花でした。

 ガス式Kar98kの購入も考えたのですが、性能面ではあまり芳しいという声がありませんでしたので見送り。 
 KTWは他社との競合製品は出しませんし、マルシンのものは論外ですし。(当たるのだったらアンシュッツも欲しかったけど。)

 まさかあれから20年経って、同社から2代目エアコッキング式Kar98kが出るとは思いませんでした。
 
 性能に関しては噂どおり。KTWのウィンM70と互角。
 ただ、スコープ搭載に難がある(現時点では同社の低倍率スコープのみ)ため、厳密な条件下で比較試験できない弱みはああります。
 画像も後日アップしますが、けっこうアレンジした部分も多く、モデルガン的な楽しみ方を望む層には容認できない部分が多いかも知れません。

 ある意味、KTWの大戦期エアコッキングボルトアクションシリーズに、外装・性能とも対抗できる唯一の製品であります。
 これをもってアキュコンに参加したいと思うのは私だけではないと思いますが・・・。 

追記
 アキュコンに参戦しました。純正スコープを装着して。
 20m先のブルズアイ標的が見えない!暗い!
 スコープをなんとか換えないとどうにもならない、というか・・・オープンサイトで戦い抜くべきだったか。



2013年05月19日

 ホビーショーで東京マルイが新次元の商品を展示する、とのことで注目していましたが・・・。

 ・・・まあ、現状では「?」のつくシステムですね。音響をつけるというのはそれなりに目新しいような気もしますが・・・。
 ただ今後、VR技術と融合したりすれば、専用ゴーグル(外の景色に合成するためのディスプレイとも言えます)装着で、仮想弾道を合成して「弾を発射しないサバイバルゲーム」なんかに発展すれば非常に面白いとは思います。射程も実銃並とか。
効果音をユーザー以外の他者にも共有させるシステムなんて、どう考えてもVR的な発想です。

 これまでも音響をトイガンに付随するアイデアはありました。コクサイのスーパーウエポンシリーズもそうですし、ストライカーガンのモーゼルミリタリーでもそういうのがありました。
 また弾を飛ばさない、光線銃の系列も連綿と玩具業界には存在しています。しかし両者とも成功と言えるほどユーザーを増やすことができませんでした。
 
 リアルな音を出しても、トイガンの性能が上がるわけではない。
 射程が長く、安全性の高い光線銃は弾道も弾着も確認できず。

 玩具メーカーとしてはトイガン業界の中でも老舗の東京マルイ。先行製品の欠点を知らないはずがありません。
さて、いったい何を狙っているのでしょう?

 次に驚いたのは、ガスショットガンとエアリボルバーの発表。ついでに言えばカート式グレネードランチャー(風ショットガン)。
 業界を制圧する気なんでしょうか?

 ガスショットガンは言うまでもなく、マルゼンの十八番。着脱式ガスタンクとか、現行のM870系列に対する挑戦ですね。
 マルゼンのショットガンもカート式で味わいの良い製品ですが、実射性能は散弾銃っぽくない。構造的にも事実上、散弾的にBB弾を撃つことはできません。
 それに対して6発同時システムですか・・・。これはマルゼンショットガンユーザーの食指も動くかも。(私は動きそう。)

 エアリボルバーと言えば、現在はクラウンの独壇場。ただこれも実射性能はかなり低い。
 当たるリボルバーとなれば、10歳以上用でも買い込む大人ユーザーも多々出る可能性があります。

 カート式散弾グレネードはガンショップ発の製品でした。
 ただ、カートの保守がけっこう面倒だったり、ショップ毎に性能差があったりで、使いやすい製品ではありません。
 私も某社のM79を持っておりますが・・・あえて楽しみで撃とうとは思えないほどガス効率の悪いシロモノですし。カートも高い。

 「安い・高性能・高耐久性」の東京マルイ製品です。上記3機種もそうなんでしょう。
となれば、命運を断たれかねないメーカーも出てきそうですね。
 この業界、あまり開発競争が活発とは言えない面がありましたが、東京マルイのそれは群を抜いています。
 特許・実用新案出願を調べてみれば一目瞭然です。
 胡座をかいているメーカーは消える(消される)メーカーになりかねないようですね。





2013年04月28日
 KTWについに行ってきました。

 ・・・って、実は私、同じ県内に住んでいるので案外近場だったのですよね。
 ちょうど休暇だったのですが、主催者のご厚意でKTW本社にて開催されているアキュコンを見学させていただけることになりました。
 そして懸案だった、myウインチェスターM70の補修部品と木ストの購入も果たせるな、と。

 私が工学系の学習をはじめたきっかけは昔懐かしい『ガンスミス3』での六研の六人部さんの試作記事。
 これ、カナマルのブルドックだったのですよね。(実際はKTWの前身が製造だったようです)
 そういう意味でも前々からKTWの工場を見てみたいと思っていました。
 この業界では珍しく、公式webサイトでかなり公開はされていましたが、ナマでぜひ見てみたいという欲求もありました。 

 かの有名な「アキュコン」の主催者様から以前、マッチ用の標的作成を依頼されたことがありまして。
 かねがね、私の作った標的はどのようなダメージを受けているのか、現状でどうなっているのか気になっていたのです。
 永年保障を謳っている関係もありますし。
 ある年突然、大量にクレームが発生したら恐ろしい、というのもありましたし。
 

 結論から言えば。
 プレートターゲットはノートラブル。破損もなし。
 EVA樹脂は強靱きわまりなく、ピアノ線も手を痛めて曲げただけあって健在。ただしサビは発生。実家に残っている予備パーツをあとで発送する約束をしました。永年保障ですし。
 素材が未だによくわからない軸受けも被弾痕はあっても破損なし。
 うーむ、想像以上にタフ。(自画自賛)
 (もっともユーザー様の方でベース板の交換はされたとのことで。木材部が弱点のようです。)



 そして、ネットで言われる「KTWの神対応」は事実だった、と。詳しくは書けませんが。自信を持って言えます。

 そしてユーザー本意の品質管理の厳しさ。
 B級品との話だった格安木スト(私はPre64のものをチョイスしましたが)もどこがB級品なのかわからないほどの美品。
 工場長氏が倉庫で直接選ばせてくれたのですが。
 最初、これが良いかと私が1本手に取ったら・・・
 「ああ、それ、とても売れないC級品です」と。
 私は木工品もそれなりの目利きなのですが(ブーメランなんかも削りますし)、どこに非があるのかわかりません。
 「これ、左右の側面で木目が揃ってないでしょう?」
 ああ、言われてみればそうかも。しかし、これくらい、フツーのメーカーは出荷しますよね?
 「うちはこれでは出せないのですよ」と朗らかに笑う工場長氏。

 B級品のなかから無造作に選んで買ってきましたが・・・部屋で改めて眺めても、どこの瑕疵があるのかわかりません。
 買い物としては満足この上ないのですが ・・・ううむ、KTWの品質管理、超タイトだ・・・性能が高いだけじゃない。
 この業界、いまだに調整未了の半完成品を平気で市販する悪しき体質(←あえて断言します)が残っていますが、この会社にはそんな物はミジンもないですね。お見事。

 他にもいろいろお話も聞けましたし、イサカの試作品も握らせて貰えました。重い!


 来年は私も自分のウインチェスターM70で参加させていただきたいものです。
 APSマッチとはまた違った和気藹々とした雰囲気が魅力のマッチでした。
 同じ県内在住のシューター各氏とも交流できましたし、遠方の同好の方々とも懇談できましたし。有意義な1日でした。

 ・・・標的の在庫を賞品として持参すればよかった・・・(←気が利かない私に反省。すいません)

2013年03月3日
 2年ぶりの更新です。

 ・・・って書いてることが2年前と同じ。

 この間、再度転職したり、震災があったり(自宅も職場も無事でしたが、知人多数が被災しました)激動の2年間でした。
 PC環境の変化も激しく、ソフトが次々と陳腐化。
 webサイトの更新も手間取っているうちにソフトが切り替わっている始末。
 もしかしたらPCでのサイト作成行為自体が古くさくなっているかのような、ものすごい進歩です。

 アップロードが容易な掲示板で先に告知しましたが、『風切屋商品は販売停止』です。
 本業があまりに多忙なこと。
 そして震災をさかいに素材購入先が大幅に品を入れ替えてしまい、製造が大幅な変更を強いられてしまうこと。
 この2点が理由です。

 具体例を申せば、プレート練習器のベース板。
 キリ集成材だったのですけど、従来の寸法の板材を取り扱わなくなってしまったのですね。
 当方は治具を使用して製造していたのですが、これらも一新しなければなりません。
 現状の勤務態勢ではこれに対応できないのです。

 趣味的には「電磁石利用の起立式プレート標的」とか「スライド移動式バリゲ標的」とか試作を継続しておりますが・・・とても量産できる状態ではありません。

 ときどき再生産のお問い合わせもあるのですが、無期限にお待たせすることもできません。
 よって『販売無期停止』を宣言させていただいた次第です。

 なお、アフターサービスは継続しております
 「永年保障」は伊達ではありません。メールでご連絡下されば修理はいつでも行えます。
 全国70名ほどのユーザー様がいらっしゃいますがどうかご安心を。 



 3Dプリンタ、ここまで短期間で廉価になるとは・・・。
 こういう機械があれば、ベルグマンももっと短期間で高精度にできたな・・・。
 3DCADの技術を持つ人々には活躍のチャンスが広がる機械ですよね。

 もっともマスコミも3Dプリンタを報道するだけ報道してますけど、CAD技術が必要なことをきちっと語っていない例が多いですね。(NHKの「クローズアップ現代」でもまともに触れてませんでした。)
 うっかり飛びついて購入してしまう人が続出し、ヤフオクとかにバンバン出てきそうな・・・。


2011年01月18日
 2年ぶりの更新ですな。大変ご無沙汰しておりました。
 
 この間、転職だのなんだのいろいろありまして、日々に追われてホームページビルダーの習熟もまま成らず。
 ・・・おとなしくXP→ホームページNINJAを継続していれば、もう少し復活も早かったかな?
 さらに引っ越しで工具やら素材、冶具も散逸してしまい、再生産も大幅に遅れました。

 わりあい、治工具の少ないライフル用プレート練習器の再生産が優先されたのはそのような理由でした。
 現在、ハンドガン用プレート練習器の冶具も揃いつつあり、2月期にはなんとか出品にこぎ着けたいところです。

 今後とも当工房をよろしくお願いいたします。
2009年10月08日
 ああ、もう、休暇がまるでないのでサイトの更新どころか、メル友へのレスも滞っていたり。
まともに更新できているのは短めなmixiの日記だけかも。

 工場勤務なのですが、日々機械を見ているといろいろ発見もあります。
 どの設計者もモータの回転運動を直線運動に変える機構に腐心しているようで。さまざまなアレンジが見て取れます。こういうところは勉強になりますね。

 さて問題はその勉強を、実際の作品へ昇華させなければならないことなのですが・・・自室で工具を手にする時間も激減しました。
 頑住吉氏が就職に当たって、ガンスミス廃業を決意しなければならなかったもむべなるかな。勤務体制にもよりますけど。

 木製NCフライス。
 まさか25ピンケーブルを探すことにあれほど労力を要するとは思いませんでした。もう家電量販店では扱っていないんですよね。PCショップでも在庫わずかでした。ネット上で探した方が早いです。
 
 起動試験は成功。ただ起動ソフトがフロッピー立ち上げ形式なので、その間、USBメモリとか認識してくれない部分では使い勝手の悪さを感じます。
 別なフリーCAMソフトの導入を検討中。いや、アテはあるんですけどね・・・。『FREECAMでいこう』は私の恩師の主催だったりしますし。
 そんなわけで実際の工作はまだちょっと先送り。

2009年09月10日
いや、3ヵ月ぶりの更新。申し訳ないくらいです。

仕事が忙しく、数ヶ月休暇がなっかったせいもありますし、日記をmixiに移行させたせいもあります。(「ヤクト」で検索を。ガンネタは多くないけど。)

おかげでエアーガンもさっぱり撃ってませんし、標的の研究も進んでいません。構想だけはいくつか出ているのですけど、形にならないのですね。
それは職人としてまずい、という思いもあり・・・ついにNC加工機の導入に踏み切りました。
モコ工房さんの木製NCフライスです。
正直、オリジナルマインドさんのNC機にしようかとWeb上を物色していての発見だったのですけどね。



木製といいましてもメカトロ部分はそんなことはなく。まるで高性能木製機・モスキートのようなハイブリッド感覚のマシンです。
現状では私のPCの不調でまだ動作しておりませんが・・・。
モコ工房さんの対応はきわめて良く、アフターケアの方針もうちの工房と良く似ているのでこれで高性能であれば万々歳、みなさまにもオススメしますけど。
しばらく評価試験を行うことになりそう。ちなみに25ピンプリンタケーブルで接続。最近の主流ではないのがちょっと残念。

それと画像が鮮明になりました。
そう、カメラも新調。パナソニックのルミックスGH-1です。ボディは紅。このカラーの選択理由はアーミーナイフのそれと同じだったりします。
私の部屋は黒いものが多いので黒いカメラでは見つけにくくなってしまうのですね。
2009年06月28日
 年度始まって以来の更新ですな。大変ご無沙汰しておりました。
 引越しに伴って、このアップロード作業しているPCが破損しまして。
 全データをこのPCのHDDに収めていたため、起動してくれないとデータも回収できず。
 先日、CPU+マザーボード交換してやっと復活。(mixiの方は勤務用のノートPCで処理してましたけど。)

 あれやこれやで延々、更新が延び延びになってました。

 もっとも新生活で工作も読書も停滞気味。アップするネタにも事欠く始末です。
 日々のネタはmixiに書いているし・・・。こっちは濃いネタ用なので困りますね。

 現在気になっているのはピストル競技のひとつ、ラピッドファイアピストル。
 複数のターゲットがターンして規定の時間だけ射手のほうを向き、その間に連続してブルズアイに射込むというものです。ほれ、高倉健の『駅 Station』の冒頭でやっているやつ。ロス五輪の蒲池選手が取った競技です。
 ISSF競技の中ではもっともコンバットシューティング的というか、動的というか。

 これをガスブロで楽しめないか思案中。機構さえ固まれば、制御系は意外に単純にできそうですが・・・。 
2009年02月23日
 寮の舎監氏のひとりは、仕事がよほど暇なのか、しきりにガラス張りの舎監室本を読んでいます。
 いや、仕事がないんじゃなくて、やるべき仕事を彼がしていないだけなんですけどね。おかげで寮生にはひどく評判が悪いのですが。それはさておき。

 彼は本を読みながら蛍光マーカーでしきりに線を引っぱりながら読んでいるのですよね。
 私は書籍にそういう書き込みをする習慣がないのでどうにもこの行為が理解できないのです。本を汚す行為にしか思えないのです。

  学校では教科書にアンダーラインは引いていた(引かされていた)のですが、個人的な読書でページを汚すようなことはしたいとは思いません。だいたい、アンダーラインを引いて文の内容が頭には入り易くなるかというとそれも疑問です。単にチェックした印としか思えません。それだったら付箋を付ければいい話で、それならば本に疵をつけることもありません。
 そう、アンダーラインは瑕疵としか認識できないのですな、私にとっては。古書店などで時々、線が引いてある古書を手にすることがあるのですが、発見した段階で購入意欲がしぼんでしまいます。気付かずに購入し、読書中に発見した場合はショックを受けます。腐った食材を買ってしまったような、そんな感じです。
(先日、生協ストアで買ったオレンジを当日食しようとしたら腐っており、ガッカリしましたが。)

 最近は古書店でも点検しているのか、盛大にラインを引かれた本を見ることはあまり無くなりましたが、ちょこちょこと書き込みがしてある本は年に数冊購入してしまっておりました。ほぼ例外なく社会科学系の本で、小説などでは皆無です。そしてやはり例外なく線の引き方はフリーハンドで乱雑そのもの。教科書に線を引くときは皆、定規を使用していたような気がしますが、そのような古書は見たことがありません。中には全体のわずか1行だけに線を引いている古書も。はたしてそのようなアンダーラインに意味があったのか・・・?線を引いた状況そのものが理解不能になることもしばしばです。

 実際にはアンダーラインを肯定する人と否定する人、どっちが多いんでしょうね?
 まあ、個人所有の蔵書は私有財産ですのでその扱いにあれこれ口を挟みたくはないのですが、線を引いたような本を知らん顔で売却するなよ、と。
2009年02月14日
 考えてみれば今年初の更新ですか。いや、1ヵ月もほったらかしで申し訳ないです。

 まず製品案内。
 組立式ハンドガン用プレート練習器の出品停止中。多忙で発送がままならないためです。
 ストックは数台分確保してあるのですが。
 それと意外に入札が不調であることも影響しています。
 ヤフオクは出品者側には閲覧件数が確認できるようになっているのですが、この組立式、閲覧件数で旧型の完成タイプを大幅に下回っております。
 こちらとしては満を持しての発表だったのですがあまり受けが良くなかったようですすね。耐久性などは従来のタイプと同等(むしろフレーム剛性はアップしているかも?)、収納性は圧倒的に向上、価格はやや上昇(角材とネジの使用量が増えたためです)と費用対効果は上がっていたのですが。
 気を取り直して電動リセットタイプの考案に取りかかってます。

 さて並行して開発していたライフル用プレート練習器・電動リセットタイプは試作完了です。
 リモートスイッチによる作動も確認済。回路も正常作動。単純ですが動作は確実です。
 これで10m先まで歩いてリセットしに行かなくて済みます。

 問題は量産体制。独特のグリーンのジャマーをどうするかで悩んでおります。あと電動部の防弾構造。これがクリアできれば即座に試作品を某練習会場に送付してテストして貰えるんですが。それが終わらないと量産に踏み切れません・・・。


 タナカ・カシオペアシリーズ、同社による回収広告が出ましたね。
 今回の摘発には抗議するような姿勢も示していましたので法廷で徹底抗戦かと思ったのですが・・・ただ、現状で回収を行わなければユーザーも巻き込みかねません。苦渋の決断かと思いますが、大人な判断だと評価したいです。

 もっとも相変わらずなのが銃器専門誌の姿勢。特にGun誌。この件に関して誌面を割くようなコメントが出ていたに関わらず、3月号では一切触れていません。カレイドスコープも2008年を振り返る内容でしたがこの件はまったくナシ。正直、がっかり。
 読者の啓蒙なんてまるで考えていないのでは・・・。おもちゃ狩り裁判のころの情熱はもはや無いということでしょうか?
 119ページのような広告(銃刀法ギリギリ)をいまだに載せるようではその姿勢も疑問に思わざる得ません。本当にこれまでの摘発と規制強化の歴史を止める気があるのか、と。
 私も最近では、実銃記事を資料として買うような感じになっております。アウトロー的な武勇伝なんか読みたいわけじゃないし。

 古い読者なのであえて厳しい意見を書かせていただきました。
 いや模型専門誌のほうが自己革新性があるなあ、と。銃器3誌とも硬直化・広告誌化しつつあるような印象しか受けません。
 
2008年12月20日
久々の更新と相成りました。10月期より連続的に風邪を引いてしまいまして。治ると次のタイプの感染という、タチの悪い状態でした。
生活環境の悪さが原因でしょう。それとマナーの低下。平気で人前に咳をする人間が増えました。マスク着用とは言いませんが、ハンカチや手で覆ったり、人から顔を背けるような当然の配慮が出来ない人が多くなってしまったような。

半端に体調不良状態が続いたのですが、それでも作業していると気分転換になりますのでいろいろやってました。
その成果のひとつがページトップの組み立て式プレート練習器です。
私も練習に使っているわけですが、公式仕様のサイズははっきり言って部屋のジャマです。折りたたみ構造をいろいろ思案してきましたが、組立式が一番強度的に難がないとの結論になりました。ただ、そうは見えないと思いますが加工工数は倍増しています。木材加工にフライス盤も使ってますし。まさか木工で1mm未満の公差を要求されようとは想像していませんでしたね。
逆に意外なところでメリットも。発送に掛かる手間が大幅に省けました。そして送料も大幅ダウン。これまで120サイズのところが80サイズに。しかも郵送中の破損の心配も大幅ダウン。
材料費が少々上がりましたが、郵送料減を考えると実質あまりコストには差はなくなっていると思います。

「じゃあこれまでのバカでかいヤツを買ってしまった我々の立場は?」
などと旧製品ユーザーの方に不満を持たれるかも知れません。ご安心を。サイドのハシゴ状フレームは従来品にも対応しています。アルミフレームのネジを取り外せば組立式のフレームを取り付けられます。別途販売いたしますのでメールでご連絡下さい。

電動ライフル用プレート練習器は機構を改変し、さらに低コストを目指しています。それに伴い、回路も簡略化できそうなのでかなりのコストダウンに繋がることでしょう。年内発売はちょっと厳しい感じですが・・・。


話題を変えまして。エアーソフトガン業界関連。

タナカ社長逮捕されてしまいました。
しかし容疑が銃器の所持って。銃器の製造ならともかく。
回収した製品をストックしていたことを指しているようですが、それでは自主回収に応じるメーカーが今後無くなってしまうのでは?立件手法に強引さが見られるような。事前のメーカー回収がなかったら回収率はさらに低下していたとしか思えませんが・・・。

前回の日記でASGKの審査をパスしたはずでは、と書いてしまいましたが、その後ASGKの公式発表を読み限りでは「審査を行えなかった」が正解のようですね。ここに訂正いたします。
ただし、それでもASGKの存在意義は疑ってしまいますね。
結局、協会加盟メーカーが協会の審査を通したり、通さなかったり恣意的に利用できるのであればなんのための自主規制なのか有効性が疑わしくなります。(これまでもASGK加入メーカー製品でもASGK刻印があったり無かったりしてますね。かの東京マルイ製品でもその形跡がありますし。一部電動ガンには刻印がないことを古いファンならご存じなハズ。

このような実態では各社が自主規制するのと何ら変わらないでしょう。こうなると業界内の自浄作用が疑われ、さらなる規制強化を呼び込む危険性が増大ですね。
実際、先日のエアーソフトガン威力規制に関してもASGKサイドの「説得」に警察側が耳を傾けた形跡がないのですな。他方、JASG側の競技上の必要性を訴えた説明には理解を示しているようでもあります。
個人的にはカート式エアーガンはリアルさもあり、魅力です。でもこれでカート式ガスガンの摘発は3例目。この形式のガンの開発は危険であると業界も悟ったはず・・・。

ファンサイドでは『マスコミの偏向報道』に反発する向きもありますが、おそらくそのような姿勢は世論に対してなんの効力も持たないでしょう。武器状の形態を持っているモノを指して「これは安全で楽しいモノなんです」とアピールしても説得力はありません。いや、ファンサイドはそう思っているだけで対外的アピールさえしていないのかも知れません。これが現状です。
私が見たところではテレビ局各社の報道は割合冷静です。(古舘氏の「こうやって銃社会に」ってのはちょっと違うんでないのか?とは思いましたが。)だいたい、インタビューを受けている同業者もあまり同情的発言ではありませんでしたしね。それがもっとも印象的でした。たぶん今回の一件は、判断力を失ったした1メーカーの暴走という形に終わり、業界が一致団結して取締機関に抗議なんてことにはなりそうはありません。



孤高のトイガンビルダーの頑住吉氏、引退発表。
なんでも定職に就くため、これまでのようなモデルアップ化と販売が出来なくなるということですが・・・。商品化中止はともかく、氏の独創的な作品の数々をもう拝めないのが残念です。
通好みの機種選定、一般的ではないギミックの搭載、本格的工作機械なしでの超絶モデリングおよび小規模量産化のための工夫の数々。見所はメーカー製品以上にあったんですが。
アマチュアとしてでも続けて欲しい、というのは外野のわがままなのでしょうか。



週刊新潮のペット処分の実態の記事。
かの厚生省元次官連続殺傷事件のせいでクローズアップされた感もありますが・・・ペット業者・ブリーダーの利用もかなりあるとの同誌報道でした。
子を産めなくなった8歳程度のメスがまとめて保健所に持ち込まれたり、売れ残り犬が持ち込まれたり。それに対する業界各社が取材拒否を決め込んだり。
・・・犬飼の一人として、以前からペット業界の姿勢には首を捻らさず得ない面がありましたが・・・やっぱりそうかと暗い気持ちに。イヌネコを生鮮商品としか見なしていない人間も多々いるのだな、と。
果たして処分を請け負う保健所ばかりが矢面に立たされるのはフェアなことなのか?その利用者は免罪符を有しているのかと。

一方、処分数を局限しようとしている保健所の取り組みも取り上げられていました。皮肉なことに利用者(=処分依頼者)からの苦情が絶えないそうで。しかし、彼らが取り組んでいることは実に真っ当なんですよね。苦情を寄せる方がどうかしているって。
個人的には自らの愛犬・愛猫を保健所に引き渡す行為そのものがまったく理解できません。人間の家族をガス室に送るのと同義でしょうに、と。私は縄文人の血が強いせいか(東北人は狩猟民・縄文人の遺伝形質が強いことは事実みたいですし)イヌを「生きている可処分品」とは見なせないのですよね。

2008年11月22日
久々の更新。(ってそればっかり。)

あーあ、タナカもやっちゃったか、という感じではありますが。
やはりカート式は鬼門なのかなあ、と。
しかしコクサイ・アサヒ・タナカと結構歴史のあるメーカーばかりで。それでも摘発の危険性はなかなか読めなかったのか、と。
タナカ側にとってはかなり不満の残る今回の摘発だったようですが・・・さてどうなることか。

それにしても大々的に市販されてからの摘発なんですよね、3事例とも。
つまりASGKの審査はパスしているんですな。すべての事案とも機構・構造面でアウトとなったものばかりで、パワー云々が取り沙汰されたものではありません。ですから『メーカーが審査用に提出したのは認可をクリアするための’特製品’だった』などという訳ではないのですな。
ASGK側としては問題ないとして許可した、と。

いや、ASGKのチェックがまったくのザルだとは思っていません。例えばKTWの社長が書くように、新機構の製品はなかなか審査に通らないような現状もあるようですから。(同社のM79のような。)
アサヒM40もASGK内でも首を捻る向きもあったとうかがってますし。
さて今回のカシオペアシリーズに関してはどういう評価を与えていたのでしょうね。その辺の真相に興味があります。

ただ今後は、確実にカート式・リボルバータイプのガンの企画立案は慎重になるでしょうね。単純な機構を持つ実銃の構造を再現すればするほど、改造のハードルは低くなりかねないし・・・。





1970年代のGun誌を読み返していて時間を喰ってしまいました。現在よりも読み物記事が多く、写真が少ないため時間が掛かります。しかしその分、ページ数が少ない割には読みごたえはありますな。

表紙の写真、現在では掲載記事とほぼリンクしてますが、当時は全く関係ない銃の写真が表紙に用いられることも珍しくなかったようです。ラティL21が大写しになっていて、思わず期待したんですが、そんな記事はどこにもなく。

年代が年代ですので帝国陸海軍従軍者による執筆も目立ちます。もっとも全般に自画自賛傾向があり、読んでいてしらけることもしばしば。

ターク氏は74年頃までは「高野」表記でしたが75年までに「T.Takano」表記に。競技用ライフル関連の記事が異彩を放っています。この当時の本誌は国内狩猟・射撃競技関連の記事はかなり多いのですが(広告も猟銃のものがトイガン関連より多いし。)、その中でも米国競技型の記事はなかなか異質。逆に言えば今と大差ないですな。氏の姿勢は一貫しております。

現在のGun誌との違いは

・狩猟銃、競技銃関連の記事の比率が格段に高い
・ミリタリー特集が多く、小火器よりも大型の兵器も取り上げる率が高い

といったところが目立ちます。艦載兵器の特集なんて・・・今ではあり得ないでしょうし。この当時はまだ「コンバットマガジン」誌も創刊されてませんからミリタリー誌的傾向が際だっております。


さて標的製品についての速報。

まずご要望が多かった電動復帰式プレート練習器。
制御回路・動作機構も含めて試験は成功しております。これがあればいちいち標的を起こす手間が減ろうというもの。いや、これは単に私自身が欲しかった機能なんですけどね。10m歩いて戻って、では集中力も途切れますし。
そのうち動画をアップしたいですね。

問題は量産体制です。試作品そのままでは数を作れませんし、耐久性も難あり。
そのあたりの手配に難航しております。
なんとか年内には電動復帰式ライフルプレートを送り出したいです。
その成功を見てから電動復帰式ハンドガン用プレート練習器の登場となる予定です。(機構は同じなんですがプレートの数が多い分、機構的には少々厄介になります。回路はそのまま使い回せそうですが・・・)

なお、うちの「電動式」は有名某社の製品とはまるでコンセプトが異なります。1人練習用に絞っていますので3秒コール機能とかロック機構とかはありません。
いや、それも実現は出来ますが・・・確実に1万円を超えてしまいますので販売となると二の足を踏んでしまいます。

飛び散らないブルズアイ標的(←粘着式ではないです。)はちょっと構想練り直し中。
さすがに前代未聞の形式だけあって、参考にするものゼロではなかなか厳しいです。もうちょっとメカトロを勉強させて下さい。

ムーバー標的は試作に成功しています。もっともこれ、どうしても横幅が大きくなるのが難。どうしても機械要素が多くなるため耐久性にもやや不安があります。今後商品化するかどうかは微妙です。
いやほんと、産業用トランスファーマシンとか設計・製作してしまう本職の方々の力量には脱帽です。

組み立て式プレート練習器は既に構想が固まっていますので、意外に早く投入できるかも。案外簡単に実現できそうですし。しかし需要、どれくらい有るんでしょうねえ?潜在的ユーザー様が見えないので踏ん切りがつきません。

ともあれ。皆さまのご意見ご感想、歓迎しております。

先日も「カメラ三脚用の固定ナットが欲しい」という予想外のご意見を戴きましたし。
確かに現状ではいろいろ難しいんですけどね。そもそも三脚側の固定ボルトが異様に短いとか(カメラ用なので当然とも言えますが・・・)、そのため板を貫通させてナットを固定することが出来ないとか、現在の木材ではボルト1本での応力に耐えられるか不安があったり。(練習器の重心が高いため、傾いて不安定になった場合など一気に破断する恐れがあります。)

でも、そういう使い方の幅を広げていけるような標的製品を開発するのも重要ですね。そもそも標的というのは撃たれてなんぼのものですから・・・今後も精進続けます。
2008年11月09日
 ヤフオク、なんとか出品体制を再開。
 なんだか見ないうちに入力項目が増えたなあ、と。

 当面はハンドガン用プレート練習器のみです。
 ライフル用は電動化し新ヴァージョンとして再投入の予定です。ご存じの通り、ライフル競技は10mであり、練習時にも標的のリセットが煩わしいのですよね。これの解消のためです。練習効率は格段に高まるはずです。現在、より安定した作動を詰めております。
 ハンドガン用プレート練習器も行く行くは電動化したいものですが・・・。

 最近はお客様のブログでも取り上げていただける様になりまして。ありがたい限りです。


 マクロスF、終了。いや、良かった。物語終盤でものすごい動きがあったので最終回で本当にまとめられるのか、もしやラストは劇場版で決着をつけるでのはあるまいななどと懸念しておりましたが・・・正に大団円という感じで。お見事。

 なんかスタッフがどんどん力量をつけながら物語が進んでいった印象が強いです。
 バルキリーの飛びっぷりもどんどん進化してましたね。初回のようなフワフワ感は最後の方にはまるで感じられませんでした。脱帽。

 以下、ネタバレ注意。







 ただ個人的には多少消化不良な箇所も。彼らの三角関係もそうなんですが・・・。

 ○アルトと歌舞伎家元継承の件。
   あのままでは兄弟子の立場が・・・。
   シェリルが梨園の女性になってもおもしろいのですが。(笑)

 ○ビルラー氏の真の思惑。
   ミンメイとの関係が私には見えませんでした。
   それと反乱事件に対して、彼は経営者として何らかの処分を行うのか、とか。
   シナプス艦長のようになるのは嫌だけどなあ。

 ○レオン三島の逮捕。 
  あの状況で容疑を立件できるのか?

 ○ギャラクシー船団の思惑。
  バトルギャラクシー以外はどこへ?全滅?それとも別行動?

 ○アルトはともかく、なぜにクラン大尉は反乱に参加しなかったのか?

 ○美星学園屋上のVF-1の存在意義は?  
  
 劇場版制作決定だそうですが、総集編的なものになるのかはたまた続編なのか?
 期待しております。


 
2008年10月04日
 Gun誌が贈られました。
 くろがねゆう氏の長期連載『カレイドスコープ』内での企画・ベルグマンプロジェクト参加記念と言うことで掲載号を戴けたわけです。ありがたいお話です。
 掲載まではここでの画像アップは自粛していましたが、ここでも掲載しますね。詳細は工房製作記で。



 モノクロページではアラが目立ちませんでしたが、原型はともかく、実際に鋳造したモデルは鋳造不良箇所が多くアップでは見られたものではありません。
 どうもその後調べたところでは、メタル鋳造場合にはそれに向いたシリコンゴム型の作り方があった様で・・・私が作った型では何度湯を流しても巧く行くはずはなかったようです。

 他の参加者の方々のモデルはなかなか美しく、参考になります。各々、その形状把握に個性が出ているのが興味深い。いや、このベルグマンオートピストル自体もバリエーションが異様に多く、どれをモデル化するかでも相当差が出たはずです。
 
 さて次回は米軍トライアルでガバメントの対抗馬になった割には知名度が低いサベージピストルですが・・・うーん、形状にはあまり魅力がないんだよなあ。ベルグマンよりは形状を捉えやすそうではあるんですが・・・。


 
2008年09月27日
 ヤフオク、トラブルが長引いてますな。ネットオークションが一般化しつつも、まだまだ問題点も少なくないと言うことでしょうか。
 私も販売に関してはこれまでほぼノートラブルですが(お客さんの層も常識的な方々を対象にしているせいもありましょうが)、購入に関しては数回、問題が起きてますしね。詐欺に引っかかったのは別にしても。


(1)他に入札者が居なかったために出品額で落札したものの、どうもそれが不満だった様で、取引を無かったことにされてしまった。
 以前、APS−2を破格値で落札した際のことでした。出品者は「故障があったので修理に出してます」とのことでしたがそのまま音信不通に。頭に来たのでそれ以降もウォッチしているとぬけぬけと再出品してやがりましたね。(怒)


(2)出品者の本名・居住地等の開示を一切拒否された。
 これもエアーガンでした。取引自体は無事に終了できたので結果オーライではあるのであすが、郵送されてくるまではかなり不安を感じましたね。出品者は個人情報の流出をずいぶん嫌ってましたが、だったらそもそもネットオークションに参加するな、と。出品者匿名ってそれ、商業の信頼性が確保できないじゃなかと。違法物品の取引でもないのに。


 とまあ、それ以外にも食指はそそられたものの、どう考えても出品者の信頼性に疑問符が付き、入札を手控えたものは多数。エアーガン絡みのものはなぜかそういう傾向が強いです。(問題のある趣味なのかなあ・・・と改めて考え込んでしまったり。)出品文に著しく問題のあるような物件も少なくありません。ああ、ご禁制の金属モデルガンの出品なんかは大概、そういう点でも問題大ありですね。試しに覗いてみるのも一興かも。もう、非常識きわまりない文章のオンパレードです。そもそもやっていることも非常識と以前に違法行為なんですけど。まともな社会人ならいろいろな意味で手を出そうとは思わないでしょう。
 逆にそれほど状態が悪くない物をジャンク品として出品しているような方の場合、やはり大概、謙虚ですね。人間性が反映されますね。

 最近、多少割高でも中古店での購入が増えてきましたが、取引の信頼性という点ではやはり店舗販売のそれに敵うものはなかなかないという事情も影響していますね

 で先の2名の問題出品者に対しては私も悪いという評価をつけたかったんですが、つけられません。
 理由は明確。報復の悪評価が確実だったためです。
 私と同じような思いをしている方々は多々いらっしゃるはず。告発をしたがために自分に汚点が残りかねないのですね。
 この「報復評価」を避けられない点が現在のヤフオクの最大の問題かも。出品者・購入者の評価があまり客観的な目安になっていないのです。悪い評価を付けられるべき取引の実数は数倍以上に上ると考えております。その辺のシステムこそ運営側に整備して欲しいのですけどね・・・。

 もっともAmazonマーケットプレイスの購入者側の一方的評価システムも考え物ですけどね。2営業日以内の発送を「発注2日以内の配達」と勘違いしているような購入者も少なくないみたいだし。
2008年09月20日
ベルグマン・プロジェクトの次はサベージ・プロジェクトだそうですが・・・

ええと、資料なら大日本絵画『オートマチック・ファイアアームズ』(1988)にサベージM1907とM1917の3面写真が掲載されております。(108〜109ページ) 
参考までに。90年代のアームズ誌にも原寸図面が載っていたような・・・うろ覚えですが。
しかしこの銃、ガバメントと制式化を張り合った銃に見えないのは私だけ?

いや、更新作業もネタがあるとやりやすいです。
ここのところ、コンスタントに更新が可能なのも「Gun誌記事インデックス」という強力なネタのおかげです。煩雑な作業とも思われているかも知れませんが、実際にはかなり勉強にもなりますし発見も多いし。
ここ最近のGun誌では考えられないような、ジャック&ターク夢の競演とか。
床井氏の巻頭記事とか。
まあ、私自身、銃器が好きなので苦にはなりませんね、ホントに。 


ヤフオク、出品再開直前にあの騒ぎとは。
確かに表示形式がガラッと変わったなあ、とは思っていましたが・・・システムにまで影響が及んでいようとは。沈静化するまで出品は見合わせるしかなさそうです。(泣)

しかし今回のヤフオクにしても昨年のエキサイトメールにしても、実用に差し障りがない程度に安定していたにも関わらずバージョンアップさせ、その挙げ句にシステムエラー頻発を招いてしまっております。
(エキサイトメールはけっこう使っていたので本当に難儀しました。あのシステムトラブルで見限った方も少なくないはず。)

コンピュータ関連の世界って実績が充分な「枯れた技術」を使うことを良しとしていないのでしょうか?
機械屋にはどうにも理解しがたい部分がありますね。
2008年09月11日
 Gun記事インデックス作成作業中の発見事項の報告。

●エアーソフトガンのレポート中に「いつものメタルターゲット」という表記が頻繁に出てくる。
さかのぼってチェックしてみると、どうもこれは模型店で売っている「塗装皿」(12枚¥100)を使用したターゲットらしい。直径はおよそ5cmである。
(なお、風切屋の塗装皿ターゲットもほぼ同様の仕様のようです。)

 読者に対して説明不足の感はぬぐえない。
というか、20年前のカート式時代ならいざ知らず、今どきこんなラフなテストでは命中精度の証明としては役に立つとは考えられない。

●エアーソフトガンの初速表がかなりの頻度で掲載されていた期間があるが、その内容にはかなりの疑問を抱かざる得ない。市販品とはかなりの隔絶があるとしか思えない内容である。
(〜90年代前半)。提灯記事と揶揄されるのも仕方がない面があった。

最近は初速表を載せない記事も多いが、初速表の数値自体は現実的なものとなっている

●ベストセラーモデルのMGC・ウィルソンLEであるが、発売はマルイのM59より後。

●一世を風靡したSS(UX)シリーズであるが、誌面への登場は極端に少ない。

●レポーターの新見正人氏と工藤和治氏は同一人物。『新見』はペンネーム。

●故障が多いと言われるオートマグであるが、Gun誌レポーターの評価は悪いものではない。

●64式後継銃(のちの89式小銃)はFNCベースになるのではないかという強い予測をしていた 節があちこちに見られる。
(そもそもFNCがそこまで傑作小銃であるかも疑わしいのですが・・・)

●読者投稿欄ではケースレス反対の投書がかなり長い間掲載されていた。

●コクサイ M29、アサヒ M40共、警察への提出騒ぎに発展した製品であるが、どちらの時も組合の対応は後手に回っていた。特にM40事件の際は『問題なし』との公式発表まで行っている。なお個々のライターの見解はあるが、編集部としての統一見解は出していない。  

●上記の状況を考えると、先日の改正銃刀法関連の巻末記事掲載は大幅な進歩とも言える。

2008年09月06日
 近所の中古チェーン店「ハードオフ」で1/144ソードフィッシュ(Fトイズ・複葉機コレクション)入手。田舎は食玩を手に入れるのも大変です。ヤフオクとか使ってしまうと送料の方が高いなどという本末転倒なことになりかねないし・・・。
 そんなわけで中古店はけっこう重宝しております。

 さて店内買取カウンターで40代小太りなランニング姿の親父と2名の店員が長時間やり合ってまして。どうもカウンターに置かれた箱入り玩具の買取をめぐるいざこざだったようで。息子らしい低学年小学生が店内をうろうろしてました。。
 けっこう大声でがなっていたので聞こえてきましたが、「1回しか遊んでいないのに!」とかなんとか。
  私の会計の際にチラリと見ましたが・・・確かに箱の状態は上々ですから、割合美品だったのでしょう。

 しかしどうにも釈然としない思いも。
 まず、なぜに玩具が(オヤジの主張を鵜呑みにすれば)1回しか遊ばれなかったのか?
 子供用なのに?少々不自然。
 その2。子供連れでそういう買取のやり取りを見せることが果たして望ましいのか?
 なんだかなあ・・・と思いながらカウンターを眺めてました。若い定員の方は目がうつろになってましたね。精神的に疲れていたんでしょうな。
 私の会計をしてくれた店員に大変ですなと声を掛けたところ、苦笑してましたから、私の見立てが誤りでなかったとようです。

 以前も大量の子供用カードゲーム(しかも未使用状態に近かった)を持ち込んでいた30代くらいのやさぐれた男とか見かけたことがありましたが・・・なんか、皆、買い取り価格をつり上げようと必死なのが共通していて。
 玩具という、ある意味で精神的余裕の産物なので、そういう必死な光景とのミスマッチさにクラクラします。一体どういう経過で持ち込んでいるんだろう、とか。下世話な話ではありますが。いや、盗品じゃないだろうな?・・・などともふと思う訳でですが。
 同時に「すこしでも高く売りたいなら、ネットオークションかフリーマーケットで自分で売れ!」と。

 中古屋だって、買取→高値で転売が確実に出来るわけじゃないんだから。
 買取が不良在庫になるリスクを念頭に置かず、高額買取を無理に要求するのも了見が狭い様に思えてしまいます。 


 しかし「複葉機コレクション」。これで3機目なんですが。
 アルバトロスDV、九三中練、ソードフィッシュと、ことごとく翼支え棒が傾いでいますな。上翼が見事に横方向に平行移動しています。
 組立か梱包に無理があったようにしか見えないのですが・・・。
 これなら購入者組立の方が調整が効いて良かったんですけどね。
 
しかし1/144スケールって、キットがなくて、食玩だとラインナップが充実しているという微妙な状況に。(特にF−トイズのシリーズはキットでは販売されそうもない物ばかりだし。)最近の食玩も出来が良いんですが・・・モデラーとしては痛し痒し。しかもキットよりも安価。ううむ。

 手を加えたいと思うこともありますが、デカールなどがないのでパテ盛りやその後の上塗りも二の足を踏んでしまいますねえ。困ったものです。
2008年08月30日
 先ほどスカイ・クロラシリーズ第3巻『ダウンツ・ヘヴン』を読み終えたところです。
やっぱり「彼」はティーチャーじゃなくてティーチャ、ですな。
作者が工学畑の人間だということもあるかも知れませんが。
(技術屋は語尾の長音を省略したがる。私もだけど。)
久々にこのシリーズを読んで、改めて思うんですけど押井監督は作品世界の空気をうまく表現したものです。
精神が腐ったような傍観者の地上人とか、澄み切った飛行観とか。神懸かったティーチャの技術とか。
まあキャラデザインは少々イメージとは異なりましたが、アニメ版『雪風』を見たときほどの落胆はありませんな。

さて。
Gun誌インデックスも手薄だった80〜90年代が埋まってきました。
こと90年代初頭まではエアーソフトガンバブルとも言うような状況でしたので、この期間は重視せざる得ません。
で、また編集中に気がついたことなど。

●やたらタイトルに『 ・ 』を使いたがる。『○○・△△・××』とか。
  (私は収録にあったって適度に 省略してます。)


●トイガン絡みの事件に関しては非常に冷淡である。記事として取り上げないことの方が多い。少なくとも雑誌としての方針などは打ち出していない。各ライターなどが触れている程度である。
 少なくとも90年代以降はユーザーへの啓蒙力を失ったと言わざる得ない。

 反面、モデルガン規制に端を発した「オモチャ狩り裁判」に関しては実に長期間、紙面を割いている。

●時代が新しくなるにつれ、連載記事が減少。また連載が短期で終了してしまう例も多い。
 また終了予告なしに打ち切られるコーナーも少なくない。

●タイトルが途中で変わってしまうことも珍しくない。ターク氏のガン・カッタウェイの長期連載 も『ガンメカニック・ページ(目次ではガンのメカニック・ページ)ガン・メカ追究』→『ガンのメカニズム』。内容に変更なし。インデックス製作泣かせ。
  目次とコーナータイトルが一致しないのは全般に珍しくない。

●超長期連載「空気銃入門」は初期は狩猟用空気銃などハードウエアに関した記事が多かったが、90年代に入ったあたりから単なる狩猟エッセイになってしまった。

●連載初期より内容に最もブレがないのは「自衛する市民たち」。
  もっとも、読者からの人気があるのか不明。。

●大井川氏は国内防衛関連記事専門の観もあるが、その名が出てきたのは90年以降。

●初速表は意外に古くから存在。もっとも当時の0.4J規制がザルであったのはユーザーなら周知の事実であり、これら初速表の内容もかなり疑わしい。
2008年08月23日
 「スカイ・クロラ」。

 遙か昔に小説は読んでいたのですが・・・どうも飛行シーンの描写に違和感を覚え、シリーズ3冊目で読むのを止めてしまっていました。
 草薙嬢やティーチャの造形とか(草薙が小説後半まで女性とは気がつかなかった・・・)、法人間戦争のアイデアとか、見るべき物が多かったのですが。
 どうも私の場合、航空小説としての最上位が『戦闘妖精・雪風』であるため、なかなかこのが牙城を崩せないでおります。いや、崩そうとする人なんかいないわけですが。

 小説版の一部表紙には鶴田イラストが使用されており、アニメとの親和性は強いかなとは思っていましたが、まさか押井アニメになるとは想定外でした。押井ファンとしては繰り返し流れるCMに居ても立ってもいられず、数年ぶりに劇場に足を運びました。片道20qクルマを転がして。

 あまり描くとネタバレになるので印象の記載に留めますが・・・

●冒頭の空戦シーンは圧巻。これ以降の飛行シーンも気持ち悪くなるほどの迫力。
 宮崎アニメや「王立宇宙軍」にも負けてません。というかアニメに見えない・・・。
 ちなみに飛行は馬力に物を言わしたレシプロ重戦闘機といった趣。(主役機・散香もベースになった震電を鑑みると、軽戦闘機じゃないよなあ。スカイリィは言わすもがな。)

●エンドロール中に退席する観客もチラホラ。この後に真のラストシーンがあったのに・・・。
(夏エヴァのときも同じ光景を見たような・・・というか、周り誰も立っていないんだから気付よ、と。)

●押井セリフは(おそらく意識的に)かなり抑えられてました。特に氏がよく使う言い回しはほとんど無し。

●世界観説明もあまりなし。宣伝にあるような「ゲームとしての戦争」というような描写はない。
ライトな戦争、という雰囲気はありません。むしろ生々しいくらいです。

●「アヴァロン」のヨーロッパロケの影響が端々に表れている。

●バゼットハウンドはしっかり今回も出演。良い味出してます。(笑)

●ベテラン声優・榊原女史の存在感はやっぱり凄い。
 でもちょっとパトレイバーを連想してしまう。(笑) ササクラ≒榊さん、と思ったのは私だけではないでしょう?(笑) 

 さて、小説はシリーズ化されてますが・・・アニメは続編も制作されるのか?
 気になるところです。

2008年08月22日
 やっぱり更新は1ヶ月ぶりになってしまいました。

 APSカップは、まあ、準備不足が祟りましたので、あの結果で仕方ないでしょう。むしろあれでよく96−5Xなんて出せたものです。(ハンドガン)

 収穫だったのは風切屋製品ユーザーにお会いできたこと。不具合箇所などうかがうことが出来、製作者としてはそれ以上の情報源はありませんからね。お話下さった皆さま、ありがとうございました。

 しかし公式プレート練習器の会場発表もあったのですよね。さすがに良くできていました。私も一台欲しいです。
・・・でも。5万円は高すぎ。いくらなんでもそりゃないでしょ、ってな感じです。
それと1人練習向きではない点が気になります。ムーバー練習器もそうでしたが、操作員が必要なんですよね。練習会方式には最適でしょうが、黙々と撃ち込む人には使いやすくはありません。
 微妙のうちで作っている物とは方向性が違うな、ということが確認できました。あ、それと加工精度は雲泥の差で。さすがは本職。いや私もがんばらないと。

 気になったのはところどころで見られたスケールダウン。
 まず優勝商品。恒例のグアム旅行が廃止。ムーバー標的だのプレート標的になってしまいました。悪くはないのですが、華に欠けるのは確かでしょう。
 
 それとやはり恒例の会場内即売会が大幅に縮小されたこと。昨年は会場の上のフロアを使って大々的に行っていたのですが・・・今回は4店程度。

 さらに気になったのは昨年開催されていた、APSカップ体験コーナーが無くなったこと。
かと言ってスピード競技を開催したわけでもなく。(そういえばあれもどうなっちゃたんでしょうねえ?JASGも競技範囲を広げるのかと期待していたのですが・・・)練習会の開催規模を広げているから不要と判断したのか、気になるところではあります。大阪でも開催するようですしね。

 まあ、結果から言えばエントリー数が増加しているんでしょうからイベントとしては成功なんでしょうけど。
 東北勢も今回は数名いましたし、北海道や沖縄からいらした方も見かけました。
 新規参加者の頭打ち→参加者の高齢化で悩んでいる競技もあるので、APSはうまく成長していけばいいなと願っております。

その他、備忘録

●新APSライフル、発売から時間がなかったにも関わらず、意外に持ち込む選手が多い。成績も悪くなかった。

●ブルズアイに貼るシールは青と黒の2色。直径は20ミリ。


●ハンドガンの試射レンジは5mと6mの2段階。
エレクトリックターゲットを設置。
 

●ライフルの試射レンジ使用時間はかなり短い。ハンドガンほどじっくりは撃てない。

2008年07月19日
  ほぼ1ヶ月ぶりの更新です。サボっておりました。地震の影響ではありません。

 
事情その1:ベルグマンプロジェクト

Gun誌の長期連載「カレイドスコープ」上の企画・ベルグマンプロジェクトに参加しておりました。
半年前からベルグマンM1910のフルスクラッチ、そして今月下旬がいよいよ締め切りだったわけです。(残念ながら会合には参加できず。)
これに関してはいずれ改めて報告いたします。

事情その2・APSカップ

今年も性懲りもなく梨子選手用にAPSカップ用カスタム品を製作。もっともこっちは工期1週間。(笑)

事情その3:就職活動(笑)

無事に内定とれました。若くなくとも採ってくれるところは採ってくれます。袖の下とかいらない分、民間企業の方が公務員試験よりクリーンかも知れない。




 最近の楽しみはニュース。
大分県教育委員会の採用不祥事、ワクワクしながら見ております。 
「ああ、やっぱりコネ採用ってあるんだ」と。

教員の子が優先的に採用されるようなルートが存在した場合、それは長期的に見てマイナスにしかならないと確信しております。
世襲的な教員が増えれば、それは代々似たようなタイプの教員を増殖させることになります。一方、児童生徒は時代と共にその性質を大きく変えます。つまり時代の流れに対応できない教員ばかりでは硬直化しつつある学校教育システムが有効性を失うことは想像に難くありませんからね。
謝礼の授受にいたっては論外。倫理を語る者が倫理を踏むはずして良いわけないし。
それにカネを渡して採用されたヤツは、将来、絶対に受け取る側に回るはずですから。回収するためにね。今回の大分県教委の逮捕者を見ていてもそれがうかがえます。

しかし大分県教委の上層部の取材に対する答弁も嗤えますね。特に関与が濃厚とされている審議監。ふて腐れ方がまるで生徒指導を受けいる不良学生のようです。いや、実際に彼らは不良教師の疑いが濃厚なんですけど。いや、むしろ犯罪者ですか。
学生と教師の境界って大差ないんだなあ、と。(笑)


厳めしい顔で公式発表する教育長。その内容は実に陳腐。

「不正な手段で採用された者は解雇する」
−不正な手段で採用した方(=県教委)の責任追及はナシですか?

「本来合格するはずだった人間の採用を打診する」
−諦めて別の進路についた人にとっては何のフォローにもなってませんが?
 それともそういう人は意志薄弱ってことで切り捨て? 

 
しばらくは報道番組で楽しめそうな案配です。
履修単位詐称事件の一件並に全国的に波及するか・・・?。  
2008年06月07日
 KTWウインチェスターM70ブラックシャドウ(中古)を格安購入。運が良い。

 先週の日曜、マルゼンAPS-2オリジナル(中古)を近所の中古店で格安購入。傷1つない、美品でした。しかも現行品。

 ・・・なぜに?ボルトアクションにばかりめぐり合わせが良すぎるような。
 「のだめカンタービレ」にも呪いのバイオリンの話がありましたが、私もボルトアクションに憑依されているのか・・・?

 もっとも今回のAPS-2は安い分、訳あり品で。弾が飛ばないんです、3mしか。
 確かに値札にはこう書いてありました。
 
 『ジャンク品 バネノビてます』
 
 購入時にはコッキングすら出来なくて。どうも前ユーザー、不調をどうにかしようとしたようなんですがシアーの再組み立てが出来なかったらしく、シアースプリングがとんでもない向きに設定されてました。あれじゃピストンがシアーにセットされるわけもなく。

 しかし、シアーの組み直しだけで正常に戻るほどラッキーでもなく。やっぱり弾は飛びませんでした。前述の射程3m。極小射程。たぶん、現段階では実家のボルト888に負けてます。

 もっとも店側の言うようなメインスプリングの延びなんて通常使用であるわけもなく。
 でしょう?縮むならともかく。
 どうもピストンカップの気密漏れ(どーでもいいけど、あちこちのサイトでは『機密漏れ』って誤記が多いですな。トップシークレットでも扱っているのか、と。) が原因らしい。となればシリンダー開放作業を行って、ピストンカップ換装となります。
 ・・・うーん、お買い得だったのかなあ?

 ただいろいろウインチェスターM70と比較すると面白いですな。設計思想の明確な違いがわかります。
 長いように思えたウインチェスターM70もAPS-2に比べればずっとコンパクト。
 APS-2は実に長大です。実に長い。
 でもストック形状はよく考えられており、肩づけはM70よりも楽ですし、左ゲンコツに載せるようにして撃つ立射スタイルをとるのも楽。なるほど、APSカップ向けだけはあります。
 ボルトハンドルもストレートなM70に比べると実にユニーク。ステアー系のスプーンハンドルを模した物となっております。やっぱりモデルはSSGなんでしょうねえ。 

 ともあれ、次の課題はシリンダーオープン。
 フライス盤でオープナーを自作することが急務となりそうです。
 補修完了の暁には「飛び道具〜」のほうで報告致します。

 しかし・・・2丁とも黒いなあ・・・。
2008年06月06日
 ノット・オン。

 某外資系大規模玩具店を見学した際に聞いた言葉。
 「商品の棚が品切れで空になった状態」を指す内部用語だそうで。最も忌み嫌われているとのことでした。
 つまり、品切れで商機をみすみす逃すことは度し難いミスだ、という思想のようです。
 なるほど。合理的です。そして客の立場から見ても理にかなってます。

 標的製品の素材の大半は地元のDIYチェーン店で入手しております。買い物の度にポイントが付くこと、品揃えが良いこと、買い物袋節約ポイントが付くことなどなど、いろいろ都合がよいのですね。イヌの餌も一緒に入手できるし。東北最大規模とのことなので、どこの市でも同一の規格品を入手できるのも強みではあります。

 DIY店って系列が違うと、取り扱う板材の寸法の規格もまるで違っていることも珍しくありませんからね。冶具を使って製作していると効率は良いのですが、素材の寸法精度に依存してしまう面もありますので同一規格品が継続購入できるか否かは死活問題であったりします。

 ところがこの店、どこの店舗も品切れが多いのです。
 標的用の規格木材を半ダースもゴソッと買っていき、半月後に来店しても商品が補充されていないのですな。つまり件のノット・オンが常態化している、と。某外資系大規模玩具店では考えられない状態なんでしょうけど、このチェーンではごくごく日常的だったり。
 お、珍しく入荷が早いなと思ったら、隣の棚に入っているべき別サイズの板材が混ざっていたり。
 いや、商品管理もいい加減で、サイズ違いなど良い方で、割れたり欠けたりしている木材が平気で混ざってますから油断が出来ません。
 このチェーン店、小売店としては異例なくらいTQCの導入が早かったそうですが、こういう状況に頻繁に遭遇してしまうと首をかしげざるえません。

 何より、値上げより何よりも、素材の入手難が最大の脅威です。いや、商品補充を迅速にしないDIYショップが最大の敵、か。1種の兵糧攻めだよなあ、これ。
 材料がなければ作りようがありませんし。

 おかげでここのところ、私も標的の再出品が滞りがちです。
 
2008年05月31日
 性懲りもなく、バックナンバー発掘および記事インデックスの作成作業。
 想像するほど過酷でもなく、退屈もなく、意外にのめり込む作業です。

 まず、内容記事を現在の視点で読んでみると笑ってしまうようなことも多くて。
 「今後○○は普及するだろう」
 「○○は失敗作である」
 ものの見事に10年後にはすっかり否定されている事案が多いのです。時代の先を見越すことの難しさがよく理解できますね。

 それとエアーガンの立場。
 既に1980年代初頭には「モデルガンとエアーガンは別物」的なユーザーの見解があちこちに見て取れます。ただし記事としてはほとんど取り上げられておりません。それゆえ、読者欄でのエアーガン関連の記載が重要になってきます。
 もっとも今回のインデックス作成では若干の例外を除いて、あえて読者欄に関してはインデックスには取り上げないようにしました。しかし読者欄は当時の空気を読む上で大いに参考にしております。
 
 しかしなあ、文通希望者が多いのは時代ということもあるんでしょうけど・・・
 「ガンに興味のある女の子」って希望が実に多い。多すぎ。(涙)
 いまも昔も求めるものに大差ないのですね・・・ 
2008年05月24日
 Gun誌記事インデックス、やっぱりGun誌公式Webサイトから無くなってしまいましたねえ。
 バックナンバーをひっくり返していると、当初の構想では編集部もかなり詳細なものを構築する予定だったようです。人員不足か作業時間不足か、どうにもならなかったようですね。

 相変わらず時間があればインデックス作成に励んでいますが(そのせいかベルグマン・プロジェクト参加のほうが危ぶまれてきたような気も・・・くろがね氏には実に申し訳ないのですが・・・)いろいろ発見もあって面白いものです。以下、トリビア風に。

○ライターのBBキング氏とBBキッド氏はある時期に交代している。先行はBBキッド氏

○「自衛する市民たち」、以前は記載された事件で使用された銃器の写真も掲載されていた。ある時期から現地新聞記事の写真のみになった。

○「空気銃入門」は現在はエッセイ風だが、初期は実践的な記述が多い。3ページ以上の時代もあった。

○現在はモデルガン低迷期と言われることが多いが、実際には80年代には記事掲載すらない時期があった。

○エアーガンの初速データの掲載にばらつきがある。池上氏、工藤氏はかなり積極的に記述している。BBキング氏はかなり早い段階で記載を中止している。

○エアーガンの集弾データを具体的に記述しているライターはかなり少なく、池上氏・歳清氏は例外的存在。競技者であることがかなり影響している?

○「カレイドスコープ」、明日蘭氏のイラストが有名だが、きんぱら氏との中継ぎでTOKO氏も描いている。現在はイラストは無くなっている。

○同じく「カレイドスコープ」、恒例企画・ガンコン。審査陣はどんどん豪華なキャストに発展している。

○「野外実践講座」、エマージェンシーツール関連の記事が妙に多い。

○新企画として登場したが良いが、1年も続かずに自然消滅したコーナーも少なくない。
 
2008年05月15日
 中古店雑感。

 5月に入ると一挙に商品が増えました。ホビー関連に絞って語ります。

 「サイレントメビウス」のラリー課長やらなんやらの懐かしいフィギュア(未組み立て品)があったり、アリイのピーナッツシリーズの1/144飛行機キットがあったり。かと思えばマスターグレードのキットが増殖していたり。海洋堂の深海艇シリーズがポンポンとあったりしますが・・・あの価格じゃ買う人数年は出てこないだろうなあ。¥1000くらいなら考えたけど。

 こういう妙にコアな商品がなぜに急遽出現したか愚考しましたが・・・どうもコレクターがコレクションを手放したというよりも、ベテランモデラーが積んでいたキットを処分したというところなんでしょうねえ。サイレントメビウスとなんてガレキを出すあたりきっと40歳近い方だったんじゃないかと。家族に迫られ泣く泣く処分したのか、はたまた結婚等でいっきに身辺整理を図ったか。何にせよ、事情が察せられます。いや、放出プラモで事情を詮索されるなんて売却した当人も心外でしょうけど。少なくとも捨ててしまうよりはキットにとっても良かったと思います。
 以前、ゴミ捨て場で大量の未開封キットを発見したことがありましたが・・・あれは廃棄される書籍なみにわびしさを感じさせるものがありますから。

 エアーガンコーナーも大賑わい。と言ってもマルイ製品ばかり。電動ガンからあのガスブロM59まで。と言ってもPSG−1とか八九式のような高額商品は出てきません。わりとライトなユーザーが飽きて手放したんじゃないかな、と。そのせいかMP5系列とM16系列が妙に多い。
 そういう物に混じってMGCのグロックがあったり。それに¥9800の値段を付けるお店もスゴイですな。プレミアと思っているんじゃなく、多分、現行品のガスブロと等価と判断したのでしょう。大間違いだけど。

 食玩コーナーはひと頃、棚の一角を占めたメカ系の商品が激減。新規に補充されないんですな。ワールドタンクミュージアムのような勢いのある商品が消えてしまったことも原因でしょう。Fトイズとか頑張ってるメーカーもあるのですが、マニア向けなためか中古店にはあまり出てこなくなりました。
 わんさとあるのはキャラ物。ガンダム系が多いのですがあまり売れてません。フィギュアはコンスタントに売れているようで、大きなお友達が複数買いしている光景によく出くわします。現在の模型界の状況を如実に語っているような気もしますね。

2008年05月13日
 Gun誌の記事インデックスはいかがでしたか。
 これ、私自身の課題のひとつであっただけに、いろいろ悩むところもあります。

 Gun誌は専門3誌(数え方によってはいまや4誌か)のうち、資料性の高さはピカ一です。
 フルスクラッチなどの資料に活用される方も多いはず。私もそうです。
 しかし、その記事がどの号に掲載されているか自体が判然としません。

 自分が所有している号のどれかに載っているのなら良いですよ。時間掛けて探せばいい。
 でも購入するとなればそうもいきません。特に最近はご丁寧にビニール掛けて売っている店も多いし。立ち読みで内容を確認できないケースもままあります。
 という訳で、インデックスの必要性は強く感じていました。

 公式サイトにもそれらが発表され、利便性も上がるかと思われていたのですが、どうも一向に内容が充実しない。私の好きな対戦車ライフルとか検索掛けられないし。(←嗜好が偏りすぎ)
 それどころかサイト自体の活動が低下傾向にすらありました。リニューアルされたものの、果たして質が上がったと言えるのか疑問です。不完全ながら存在していた記事インデックスまでなくしちゃうし。リンクはすべて消されてしまったし。充実したのは通販ページだけでしょうか。  商売熱心なのはわかりますが、読者サービスはむしろ低下したと断言できますね。

 そんなこんなで自分で自分が使いやすいインデックスを構築するほかなくなりました。
 ハッキリ言って、面倒です。
 しかしかの塙御大が群書類中を成したことに比べれば・・・と思い立って着手した次第です。
 気長に充実をお待ち下さい。とりあえず1970年代分までは遡ってみたいな、と。月2号分はアップしするつもりですから、いつかは最新刊に追いつけるはずです。
 計算上は、ですが。

 気長に充実をお待ち下さい。
2008年05月11日
 いまさらながら、「のだめカンタービレ」にはまってます。アニメ版の方。あの声優陣、イメージピッタリで。特にのだめの脱力系の声が良い。アニメ版の読子さん並にいい味出してる。
 考えてみれば「ハチクロ」もアニメからはまりました。それだけアニメの出来が良かったんですが。原作の味を十分引き出してますね。

 聞くところによると、「のだめ」はドラマの出来も良かったとのこと。となれば、ドラマから原作に入った人も多いことでしょう。
 じゃあ「ハチクロ」は?
 果たしてあのドラマを見て、原作を読む気になるかどうか・・・あのドラマ化はかえってマイナス要因になったんじゃないかと懸念してます。
 無論、あのドラマが好きな方もいるとは思います。私の妹もそうだし。でもそういう人々にとってあの原作が面白いと思えるかどうか。そのへんが疑問なんですね。傾向がまるで違うから。

 アニメ「ハチクロ」はラストまで描ききりました。「のだめ」はまだ連載進行中なのでこのアニメ版は途中までです。続編を期待しているのは私だけではないでしょうね。最近のアニメは期間を置いてから続編を製作するケースも多いですし。
 
 ノイタミナ、「アンティーク 西洋骨董洋菓子店」も待ち遠しい。あの枠の作品は出来がよいからなあ。あの枠で「星の瞳のシルエット」とか「動物のお医者さん」とか往年の名作もやって欲しいぞ、っと。



 ・・・三十路オヤジが女性向けマンガを語るというのは気持ち悪いか?まあねえ・・・
2008年04月21日
マクロスシリーズ新作、「マクロスF」。オールドファンの方々、どのような印象を受けたでしょうか。
自分の美形ぶりにコンプレックスを持つ主人公とか民間軍事会社とか面白い風味も盛り込んでいますね。かつてのシリーズのオマージュもあちこち盛り込まれていますし、楽しめる部分があったのも確かです。
ただし、どうにも空戦アクションシーンが今ひとつで。贅沢な悩みなんですが。

小学生以来のマクロスファンを自認する私ですが、どうも最近のCGを多用するようになってからのシリーズにはいささか燃えることができません。
マクロスゼロもそうでしたし。
いや、描き込みの細かさとかそれは認めるんですが、何と言いますか、メカの重量感とか空気とか感じられないんですよね。
マクロスゼロの冒頭のトムキャットの発艦シーン。艦上までの動きはイイ感じです。トップガンを彷彿とさせますし。
しかし射出されたからのフワフワとした動き。あれですっかり萎えてしまいました。ワイヤーで吊り下げられているような安直な上下動。作品のその後を懸念してしまったほどです。実際、それは杞憂には終わらなかったわけで。
その後も目まぐるしいハイスピード展開のオンパレードだけで。最終話なんか見ている方がしんどかったくらいでした。むしろ1話冒頭のトム猫vsファルクラム戦の方がまだ見応えがあったほどでしたし。
「飛んでいる」ことの実感がないんですよね。
今回のマクロスFのvs宇宙生物戦の描写も似たような印象を受けました。VF25というプラスティックのきれいな軽いオモチャが飛び回っているようにしか見えなかったのです。


この点ではいまだ旧作のマクロスプラスに追いついていないというか。
いや旧テレビシリーズのスーパーバルキリーの描写にも及ばないように思えます。

個人的にはこれをもって『だからCGアニメはダメなんだよな』という結論に誘導したくはないです。
傑作マクロスプラスもCG利用してましたし。
フルCGのMSイグルーもけっこう善戦してましたしね。ゼーゴックのガウ攻撃空母との邂逅シーンなどは空気感が非常に感じられて非常に好きでした。(ただし艦艇の質量観を感じさせない軽い動きは違和感が残りましたけど。シリーズも進むにしたがって完成度も上がっていった印象もありました。)
あくまで演出方法の問題だと思うんですよね。どの部分にこだわるか、と。

なお、以上「空戦シーン」に絞って語っています。ドラマ性という点に関してはまた別観点ですのであしからず。(笑)

2008年04月06日
インフルエンザが流行っております。学級閉鎖やら学校閉鎖の報道も耳にしますね。

しかし。
皆さん、気が付きませんか?
学級閉鎖も学年閉鎖も学校閉鎖も、そのほとんどが小学校であることに。
中学校の閉鎖処置は極端に少なく、高校になると稀ですらあります。
閉鎖してもその日の午後だけ、とか。



しかしこんな意識で、仮に新型インフルエンザが国内で発生したらどうなるんでしょうねえ?
2008年02月15日
最近、なぜか近場の古書店でGun誌バックナンバーを立てつづけに入手できたり。だいたい相場は¥200〜300くらいです。
以前、¥500で売っている店を見かけましたが数ヶ月、棚に動きはありませんでした。一般的な古書ならともかく、雑誌で定価の半額はやや割高感もありますね。

ちょっと古めの記事を読み返すのはなかなか楽しいです。
広告がJAC製品でいっぱいだったり。大々的に新入社員を募集していたり。その後の同社の運命を知るユーザーからすればまさに諸行無常。

会社がなくなってしまったJACはいささか極端な例ではありますが、現在も存続しているメーカーでも告知はしたものの、とうとう発売に至らなかった幻の商品が意外に多いことには驚かされます。トイガン本体もそうですが、むしろ周辺器材にはその傾向が強い。
 
現在、私は金型を作る訓練を受けているわけですが、そういう勉強をしているとある程度、現場の状況も推測できるような気がします。

プラスチック製品の場合、生産するとなるとまず例外なく鋼鉄製の金型が必要になります。これが非常に高い。費用も精度もとんでもなく高い。

実習で試験的に製作されたものでレゴブロック様のABS樹脂製プラ玩具を作る金型があったのですが、この金型代だけで30万円掛かりました。もちろん人件費・設備費等は計上されていません。

金型は生産される製品に比べるととてつもなく高価なシロモノです。
プラ製品など世にはあふれており、大量生産品の代名詞のようにも言われますが、裏を返すと『高価な金型代のモトを取るためには大量生産して売りさばかないといけない』ということでもあります。

つまり買い手の数があまり見込めない物は、金型をおこしても採算割れする危険性が極めて高いわけです。例えば私の製作している標的製品のようなレベルの生産の場合、金型を使うなんてあり得ないわけですね。絶対に回収などできません。
おそらく、「発表はされたものの、発売に至らなかった製品」の大多数は量産用の金型製造にまでたどり着かなかったのではないか、と愚考するわけです。
じゃ、写真の「幻の新商品」は存在しなかったのか?
いえ、今の世の中、数個だけの試作なら3次元造型機での樹脂積層加工とか、マシニングセンタでの削り出しとかで形にすることはさほど難しくはありません。会社の倉庫かはたまた好事家の手か。それら試作品は日の目を見ることはなかったものの、確実にどこかに存在していることでしょう。

逆に言えば、これまで生産されたプラ製品の場合、どこかに金型が残っている可能性も高いわけです。倒産したプラモメーカーのキットが別の会社から再販される、というのはそういう理由です。ですから販売禁止になった(自粛)などの金型などももしかしたらホコリを被って存在するかも。いや、型が転用されてしまったりリサイクルされてしまっている可能性もありますけどね。
マルイのように他品種生産している会社だと、金型のストックも膨大な物があるはずです。造るモデルガンやらガンガルから電動ガンまで。
ただ、同時にプラ成型する工場規模はないはずなので、新製品が出れば、その分、既存製品の生産ラインを閉じたりしているはず。よって絶版商品も出てしまうわけですね。(ちなみに、造るモデルガンはエアガンに押されてラインから弾き出されたのではないか、との説もあります。初期のエアコキハンドガン群の絶版も似たような事情ではないかと想像します。)


モデルガンの場合、限定生産とかでフライス旋盤削り出しとかいう、非常に手間暇の掛かる作り方をした物もありますが、実際のイメージとは異なり、少量生産であればメンドウでも切削加工で作ったほうがまだ安く生産できるわけです。
実銃もNC制御の旋盤やマシニングセンタなどで生産されていることもありますから、ある意味、それらに近い部分はあります。

なお、広告などで「コンピュータ制御の工作機械で製作、云々」とうたわれることもありますが、それは別に大したことじゃありません。前述の金型製作も含めて今の工業製品の大半はそうですから。コンピュータ設計(CAD)・数値制御(NC)工作機械なしの大量生産なんて今では考えられません。

型に入れた後に樹脂が膨張したり、痩せてしまったりするため加減が難しいプラ用の金型を作るよりは、直接素材を寸法通りに削って製品化する方が技術的には容易な場合もあります。ただ、生産効率が悪いだけです。
(ガンマニアにはAK47とAKMの差、と言えば納得していただけるかも。某国がAKMのコピー生産に手間取った理由も同じでしょう。プレス型も高度な生産技術を要します。)

今日日、そのへんの町工場のマシニングセンタでも1000分の1ミリ代の加工など平気でできますから・・・それを考えるとBB弾の加工精度など、現在の我が国の工業水準を考えますと、まだまだあまりレベルが高いものとは言いがたい面もあります。
ちなみに100円ショップで売っている安物機械の歯車、だいたいがプラ製ですがその加工精度はそのへんの高級模型の精度を上回っています。そういう歯車の生産をできるメーカーなら、1/144じゃなくて1/1440ガンダムとか生産することも可能でしょうね。


ガレージキットの場合はその中間でしょうか。シリコンゴムの型を使うので金型ほど高くはつきませんが(とは言っても個人レベルでは結構な出費になります。)、その代わりシリコン型は耐久性に欠け、あまり大量の生産は望めませんね。


とまあ、工業系の方には常識的なお話でした。  

2008年02月07日
ここ数年、食品の賞味期限を偽装して、営業停止に追い込まれるメーカー・店舗が続出しましたが。

それもケシカランことなのですが、私がもっと理解できないのがそういうメーカーが営業再開した途端、大挙して押し寄せるお客。名店だとお祭り騒ぎのようだったり。

いや、その店、つい最近までお客をだまくらかして商売していたわけですよ?
あなたもこれまで騙されていたんじゃないですか?、と。

自分を騙していた店に嬉々として向かってしまう心理がどうにも理解できません。

似たような事例。
堂々と反則行為を行い、その後、謝罪会見を行った選手に対する街の声。
「しっかり謝ったからもういいじゃん。しっかりがんばれよ」

世の中、私の想像以上に甘いんだなあ、と思いました。
他人に甘く、自分に厳しいのならまあ良いのですが。
こうも易々と許せてしまう人々って、他人に対しても安易に許しを要求しそうで。恐ろしく思うのは私の度量が狭いだけなんでしょうか。
2008年01月23日
(今回は「ハチクロ」既読かつドラマ視聴済みの方限定です。)

 ドラマ『ハチミツとクローバー』に憤っております。

 アニメ版とて、尺と映像の関係上、ばっさりストーリーを切っている部分があったり(例えばアニメにはローマイヤ先輩は出てこない)、セリフを変更したりした部分もありました。しかし原作の風味を残したその作りは原作のファンにもおおむね好評を博したと見ていいでしょう。

 劇場版は未見なので省略。
 (ただ竹本が北海道に行かなかったのはなんだかなー、とは思いますけど。あれは竹本の成長を表現する上で重要なエピソードだったハズなんですが。)

 しかるに今季のドラマ「ハチミツとクローバー」。
 なーんか、ゴミゴミした映像だなあ、と画面の印象も良くはないのですが・・・そもそも原作を活かしているのはタイトルと舞台設定と登場人物の名前だけなんじゃないかと。
 それほどまでに原形を留めていません。いや、原作ファンがドラマをたまたま途中から見ることになったとしても、自分が今見ている番組が「ハチクロ」であることは気が付かない恐れもあるのでは?というほど乖離しております。
 まず不満点として挙げられるのは配役。あゆのお父さん(泉谷しげる)とか木村兄とか、花本先生とか、あえてむさ苦しさを前面に押し出しているように見えます。作品の世界観と合わないんだよなあ、これ。
  
 なぜにローマイヤ先輩がレギュラーキャラクターのように大きい顔をして出てくるのか?(アニメで完全カットされたことでもわかる通り、彼が出てくる話は圧倒的に少なかったはず?)

 はぐみが中学生に間違われがちなキャラだからと言って、実際に中学生をキャスティングする必要があったのか?(しかも全然、幼く見えないし、対人恐怖症的な側面がまるで見当たらない・・・。)

 生気の薄く、線の細い原田未亡人役にあんなに体格の良い女優さんを起用した意図は?(しかも事故の疵痕を見せるような服をあえて着せる意味は・・・?)

 真山と年齢差が感じられない野宮役。(でも美和子さん役はあまり異論がないようですね。)

 
 いや、100%満足はあり得ないキャスティングよりもストーリー展開に関する違和感の方が強いかも知れませんね。
 先日の放送ではなんと、いきなりあの5人が海に遊びに行ってしまいます。結局、原作では全員で海に行くことはなく、その想像が実に象徴的に扱われていたのですが・・・。
 つまりTV局は原作のテイストなんてまるで理解していないのか、あるいは無視しているのか。
 竹本の覗きとか、はぐのコマネチとか、森田とはぐの浜辺でのキスとか、何をどう間違えればああいうエピソードが湧いて出てくるのか首を捻るばかりです。
 唯一、真山−原田未亡人−あゆ、の人間関係部分だけは割合しっかりと表現されています。この関係は恋愛物ではスタンダードな三角関係ですね。そういう部分はしっかりしている。
 でも森田−はぐ−竹本の関係はドラマ中ではうまく再現できていません。 もしかしたら森田−はぐの両者をつなぐ摩訶不思議な互いの意識を消化できないまま脚本化してしまったのではないかと疑っております。
 あのドラマの表現じゃ、竹本は森田−はぐの恋路の邪魔者にしか見えてきませんよね。


 テーマソングもまちがいなくスピッツかスガシカオでも持ってくると確信していたのですが、それもありませんでしたね。
 その事実から見ても作り手側が原作の持ち味をまるで尊重していない姿勢が垣間見えた気がします。

 しかし悲しかったのが羽海野先生のWebサイト。
 なにもあんな出来のドラマをあえて褒めなくても・・・。
 怒ってもいいくらいだと思うんですけどね。
2008年01月12日
 たびたびのデータ破損&アップロードトラブルで2007年内の更新ができませんで遺憾の極みです。うちのPCとこのソフト、相性が悪いのか・・・?
 本格的にネットショップを稼動させる上ではかなりの不安要素となってしまいますね。

 うちのコンテンツの柱は書籍紹介とエアガン関連なのですが、ここのところエアガンに関しては紹介するほどのことがないのが悩みの種です。つまり新規購入量が激減してしまった、と。
 飽きたというわけではないのですが、なかなか琴線触れる製品が見つけにくくなっております。たまに欲しいなと思っても、非常に高価だったり(例・KTW製品)、古すぎて発見そのものがむずかしかったり。
 年末に近所の古書店(!)で電動MP5を入手しましたが、これも欲しかったというわけでもなく、どちらかというと標的製作の上での道具として購入した形でしたのでインプレを紹介するほどでもありません。だいたい、マルイ電動ガンに関してのデータはネットに溢れていますしね。

 などとぼやきつつ、新年早々、マルゼン販売(製作は蔵前工房?)のAPSムーバーターゲットを入手。
 非常に巨大かつ立派な製品です。値段相応ではありますね。あまり巷に出回る物でもありませんし、知られざる製品ですからいずれこれを徹底紹介してみたいと思っております。
 
2007年12月13日
 エアーガン規制も記憶に新しいところですが、さて今度は実銃でトラブル多発ですか。そうですか。

 って、実銃でのトラブルの場合、死傷率がいきなり跳ね上がります。
 だからこそ所持許可が煩雑かつ厳格なものになっていたのだと理解しておりましたが・・・。

 最近の合法銃絡みのトラブルを見ていると、とても厳しい審査をパスしたとは思えないような事例ばかりですな。

 近所とのトラブルに猟銃を持ち出す。
 実包(実弾)を込めたまま掃除し、それに子供が触れて暴発。
 屋外に猟銃を放置したまま帰宅してしまった・

 これ、実銃を仮にエアーガン/モデルガン置き換えたとしても・・・やはり異常ですな。
 
 いや、最近に限った話じゃないかも。
 数年前には走行中のクルマから散弾銃を発砲、散歩中のイヌを射殺という事件もありました。犯人はあくまでキツネとの誤認と言い張っていたようですが、常識的に考えれば人がキツネを連れて歩くはずもなく、また走行中の車内から発砲することもありえません。(←路上からの発砲も、車内からの発砲も違法です。)

 あの煩雑で厳しい審査を設けても、なおこういう事例が起こっているわけです。実は私も一時期所持を真剣に考えたことがありました。しかし勤め人だとそうそう警察に出向く時間が避けない事情もありますし、また射撃場まで非常に遠く、又休暇も潰れることが多いため射撃する機会も頻繁にはとれず、結果的に“眠り銃”になる可能性が高く、断念した経緯がありました。潜在的には所持を願う人はかなりいるのでしょうけれど、それを(あまりそう言いたくはないですけど)事前に抑止し、所持対象者を極限まで絞り込んでいるのが現在の許可システムと言えるでしょう。
 また現行制度では、一旦犯罪が起こった際にもその被害を最小化するために装弾数の制限も行われております。(狩猟におけるオーバーキルの抑止との説明ですが、狩猟銃以外にも適用されてますから犯罪抑止の側面も当然あると見た方が自然ですね)
 とは言え、それでも丸腰に人間に対しては朝日新聞支社やスポーツクジムの惨劇を例に挙げるまでもなく、圧倒的な脅威となります。対抗手段がありませんからね。

 しかしこんな事件が頻発するとなればこういう推測も自然に成り立ちます。

『試験をパスしてしまう異常者が複数存在している』

 私は銃など単なる道具だと思っております。
 あれには射撃統制装置は内蔵されていませんし、自動的に発砲もされません。クレーを割るのも、隣人を殺害するのも持ち手の意志次第です。
 大多数の猟銃/射撃銃は善良な狩猟人/射撃人に渡っていることは疑いないですが、ごく少数ながら悪意ある人々にも所持が許されてしまっている。これが問題です。また、許可が下りた段階では問題がなくともその後、精神を病んでしまう人もあり得ます。そういう人々への許可後の対策が不足しているように見えます。

 佐世保の事件も、許可後、近隣住民から容疑者の異常性を訴える声があったと聞きますし、また別な事件でも犯人は酒乱であったとのコメントもありました。しかしなんら手は打たれなかったわけですね。
 実際、佐世保警察署のコメントが非常に歯切れが悪かったことは記憶に新しいところです。

 そう、いったん許可を出してしまうとその取り消しがまず行われない。そうこうしているうちに事件が起こってしまう。そのフットワークの悪さを改善しないことには今後も同様の事件が何度でも起こることでしょう。
 そのあたりの制度の運用面を改善してもらうことが最優先だと思っております。 

 かと言って一部の識者気取りの輩がまくし立てるように「銃・狩猟の全面禁止」など笑止千万で支持する気にもなりません。そんなの自然に触れようともしていない都会人の発想です。
 食害やら何やらで有害駆除が身近な問題である地方人には死活問題ですらあります。狩猟は単なる遊びだけではないのです。
 ボランティアで駆除をかって下さる猟友会頼みの地方も意外に多いことをお忘れなく。
 (もっともクマに対する有害駆除は現状では行き過ぎだと憂慮しております。このままではニホンオオカミの二の舞。)
2007年10月14日
更新が延びに延びておりました。これで何度目かわからなくなってきましたが、またこのサイトのデータが破損してしまい、更新以前の復旧作業で莫大な時間を浪費してしまいました。

さて、今年度のAPSカップには当工房加工のAPS−3カスタムモデルを投入させていただきました。使い手はナシ・イツキ選手。(かつて店舗練習会には出たとか何とか。それもコクサイのオリンピアが最新鋭器だった時代の話だそうですのでいささか不安ではありましたが・・・。)


さて来年ですが・・・彼が行くならまたカスタムを供給します。
ただ、今回の結果を鑑みると、APS−3はライフル部門に向いているかも。ハンドガン部門はGMに戻した方がいろいろ都合が良いようにも感じますね。
それとKSC、そしてハドソンのAPS対応銃。これらも出来ればテストしてみたいですが・・・予算的になかなか厳しいですね。
2007年08月18日
ご無沙汰しております。毎回こればっかりだな。

まず風切屋としての告知から。
標的類のヤフーオークションでの出品を部分再開しました。
ただし、本業の関係で部品生産が間に合わないため、コンスタントなものではありません。
ことライフルプレートは部品不足で第2次生産がやや遅れることでしょう。(もっともあまりに需要が少ないので影響も少ないことでしょうけれど。)
少々価格が上がったのではないか?と見たあなたは鋭い。そのとおり、チョビッと値上げしてます。金属素材の価格高騰はやはり無視できませんでした。
(脱線しますすけど、たぶん、灯油・ガソリンの価格は今後、下がることはないんじゃないか?と睨んでおります。これからのストーブはペレット&マキ仕様の物に戻ってしまうかも。)

いや、暑いです。この北国・イーハトーブの地も例外ではないです。
おかげで新型標的の開発は遅れ気味です。年内に仕上がればいいのですけどね。
しかしもっと暑かったのは東京。久々の上京でしたが・・・やはり暑い。いや、熱い。灼熱。
不意に『レッドホット・ドラグーン(灼熱の竜騎兵)』なんて単語が脳裏によみがえったり。(古いぞ。)
目的はAPSカップ観戦。当・風切屋はAPS-3カスタムモデルを供給しました。後ほど正式にアップします。成績はまあまあ、と言ったところでしょうか。
「シルエットは9割落とせる!」と大見得を切って作ったわりには今ひとつの性能だったようです。うーん、耐久性に難があったとは。標的製品は過剰なほどの耐久性を持たせてますが、やはり専門外はそうそううまく行きませんね。
会場内では当工房の標的製品を買って下さったお客様にもお会いでき、率直な感想をうかがうことが出来ました。売りものである耐久性に関しては問題ないようで安心しました。
今後とも精進いたします。

以下、APSカップを見て印象に残ったこと。

・ガントラブルの多発。装填ミスが目につきました。
・発売時期を考えると意外なほどにAPS-3&AP/GP100が多かったこと。
 (プリシーダーは・・・でしたが。)
・試射レンジがだいぶ使いやすくなったこと。独占使用している選手も目につかなかった。
・同時開催の即売会、とにかく安い!次回はもっと軍資金を用意します。
 タナカの九九式が4万五千円!欲しかった・・・。
・ブルズアイでシール添付を選択する人が多かったこと。
・各種目とも満射する人が極めて少ないこと。
 新型APS対応銃が増えても点数の向上にはそれほど貢献していない・・・? 

以下、上京雑感。

・Suicaは便利。料金表を見ながら切符買わずに済みますからね・・・田舎者にはありがたい。
・秦野市の小田急渋沢駅そばの担々麺職房・輪のメシは間違いなく美味かったです。
 身内の身贔屓ではありません。店内も中華料理店にありがちな油っぽさがなく、まるで  喫茶店のよう。むしろ女性にオススメしますよ。
・10年ぶりにシオカラトンボを見た。意外に東北では見かけないんです。
2007年07月16日
ご無沙汰しております。
いや、ネット環境のない生活環境なもんで更新どころか、閲覧すらままなりません。
高度情報化社会とか何とか言われてますが、現実はそんなもんですね。
おかげでヤフオクでの出品も停止せざるえないわけです。
ネットカフェなどを使えば出品は出来るんですが・・・落札された方との連絡に問題がありすぎまして。容認できるないほどのリスクが発生するようではまずいですからね。

陸上自衛隊・基地公開。
岩手県の滝沢駐屯地に行って参りました。
動いている戦車というものを見てみたかったのですね。いや、あれはスゴイ。
90式はまだ配備されてないんですが、小振りな74式でもえらい迫力です。
空包射撃もすごい。
印象的だったのは模擬戦の直前、指揮官と思しき隊員さんがやってきて陣地付近のギャラリーに発したコメント。
「模擬戦が始まりましたら89式やMG、戦車砲を撃ちますので。音がすごいですから耳を塞いでおいてください」

・・・いや、一般人に『MG』なんて言っても通じないと思うんですが・・・。
まあ、目の前にM2重機がデンと置いてありましたから、皆さん、漠然とその意味することは判っていたようなので良いのですけどね。

発砲音よりも装填時の作動音に痺れた私はすこし変?MVI_0114.AVI MVI_0109.AVI
2007年05月06日
ご無沙汰しております。

寮生活をしているもので、ネットに常時接続できるわけもなく、それゆえタダでさえ滞りがちだった更新がさらに滞っております。
ネットカフェからもWebサイトのアップはちょっと困難ですし。
申し訳ないですが風切屋の営業と共にサイトの方もしばらく休止状態です。
その間は掲示板の方が充実するかも知れません。
(というか、掲示板は常連さん方のおかげで成立させてもらってるようなものですが。)

ま、怪我の功名と言うべきか、夜間は大変ヒマなために読書量だけは倍増しております。
そうそう、模型製作もはかどりますね。久々に完成しそうなキットが2、3ありますから。

同時に商品試作もちょこちょこ進めてます。
でもAPSムーバーは蔵前さんが発表されましたから、うちから販売するかどうかはちょっと微妙な雲行きです。
価格面では勝算はありますけどね・・・
2007年04月04日
掲示板のほうでは既に告知しておりましたが、標的製品の販売と生産を停止しました。
と申しましても別に廃業の踏み切ったと言うわけではありません。

今年度からさらなる技術力の向上を目指し、長期の研修に出向くこととなったのです。
フルタイムの講習となるようですので、その間は現状のような生産は望めません。
中途半端な出品はかえってマイナスになるだろうと判断し、思い切って操業を止めることにしました。

もちろん、再開を前提としております。
技術取得にコストを掛ける訳ですから次回生産分からは品質の向上はもちろん、製品のレベルも1段引き上げるつもりでおります。
パワーユニットを使った移動標的とか、遠隔操作できるものとか。
はたまた標的にとどまらず、【飛び道具】そのものの製作も画策しております。

しばしの休業となりますが、近い将来に製品のお披露目を行うことになると思います。


買ってくださった方々、応援してくださった方には改めてお礼申し上げます。


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